19世紀、カルフォルニアで起きたゴールドラッシュを舞台にした漫画『片喰と黄金』。
逆境の中、常に前向きに進み続ける主人公に心を打たれる作品でした!

この記事では『片喰と黄金』のあらすじや感想を書いていきます!
『片喰と黄金』のあらすじ
1849年1月、アイルランドではジャガイモの疫病により大飢饉が起きていた。
アイルランドに住む身寄りのない少女・アメリアとその従僕・コナーはある日、ゴールドラッシュの存在を知りアメリカを目指すようになる。いつか飢えも病気も知らない、子孫も苦労しないほどの大富豪になるために。
死体漁りや予期せぬ出会いによって船代を手に入れた2人はアメリカへと向かう!
『片喰と黄金』に登場する人物
アメリア
片喰と黄金一巻より引用
アイルランドに住む少女。飢饉で身寄りを失い、それ以来死体漁りをして過ごしていた。アメリカでゴールドラッシュが起きていることを知り、アメリカへと向かう。
どんなつらい状況でも、笑って自分を奮い立たせるような性格。
コナー
片喰と黄金一巻より引用
アメリアの従僕。アメリアを慕っていて、アメリアの言うことには自ら従っている。
『片喰と黄金』の作者は誰?
作者:北野詠一先生
代表作品:片喰と黄金・30センチスター・てのひらの熱を
おすすめ度
★★★★【おすすめ】
少女とその従者がゴールドラッシュの存在を知り、カルフォニアを目指す話。旅系の話が好きな人や史実に基づいた部分が多い漫画が好きな人におすすめです!
『片喰と黄金』のtwitterでの評価まとめ
>RT 『片喰と黄金』とても面白いのでぜひ読んでほしい!!
ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアを目指して、飢饉のアイルランドから旅する少女と青年の話です推しはイザヤとトサ!
— 聖 (@hijiri_sei_9) October 20, 2021
片喰と黄金、時代考証しっかりしてると思うし、漫画として面白く描くためにあえて違う設定にしたときはコミックスのおまけ等で補足してて真面目な人だと感じる
— 蒸しパン (@mushipanXP) October 20, 2021
「片喰と黄金」面白いやんか…。過去の傷付き体験、将来の不安を抱えつつも未来への希望を胸に抱き夢を追う者同士と共闘する壮大な物語…。時代が求めてる要素があるなぁ。
— gits1988 (@Majikichi) October 20, 2021
『片喰と黄金』を読んだ感想
舞台は19世紀、人々が熱狂し追い求めたゴールドラッシュ。
『片喰と黄金』はそこに飛び込んだ少女と従僕の物語です。史実を元に描かれている部分が多く、ジャンルは歴史・冒険物。
この漫画を読んでみて、最大の魅力は主人公だと個人的に感じました。
主人公の少女・アメリアはコナーと共にアイルランドの飢饉のせいでつらい思いをしながら生活を送っていました。
片喰と黄金一巻より引用
飢えで死にかけたり大切な人を亡くしたり、そんな絶望的な状況であるにも関わらずアメリアは笑顔を絶やさず目も力強い!

「本当に強い人間ってのは泣きたい時程笑うのさ」という名言が某漫画にありましたが、アメリアはまさにそうです!
アメリアはゴールドラッシュという貧困・飢えを脱するための希望を見出し、そこに向かって一直線に進んでいきます!
片喰と黄金一巻より引用
「金持ちになりたい」という一見よくある動機ですが、アメリア置かれた状況が過酷すぎるが故のリアリティや緊迫感があり、ただの金欲とは格が違います。
この強烈な動機付けや、アメリアの性格が印象に残る作品でした!
2人がカルフォニアにたどり着くまでどのような人と出会いどんな体験をするのか、これからも期待です!!
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