「人の善性とは?」。こんな重めな題材をテーマにした漫画『なれの果ての僕ら』。
一人の少年が小学校の同窓会で実験と称した惨劇を引き起こす話で、「人って追い込まれるとこんなになるの?」と少し人間不信になるような漫画です(笑)
この記事ではそんな『なれの果ての僕ら』を読んだ感想を書いていきます!
『なれの果ての僕ら』のあらすじ
最高の6年2組。卒業して数年後、同窓会のために集まったその元クラスメイト27人はそのまま校舎に監禁された。
首謀者は同窓会を企画し、クラスでも人気者だった夢崎みきお。みきおは元クラスメイトの善性を問うために次々と残虐で非道な実験を繰り返していき…。
登場人物
夢崎みきお
なれの果ての僕ら一巻より引用
元6年2組の生徒でクラスをまとめるようなカリスマ性を持っていた。また、パニックホラー映画を見たことをきっかけに元6年2組の善性を試そうと同窓会を企画する。人が死んでも常に笑顔なサイコパスな一面を持つ。
真田透(ネズ)
なれの果ての僕ら一巻より引用
本作の主人公で未来の恋人。自分を犠牲にしてでも他人を助けるような性格で、クラスの人気者の一人だった。小学校時代からみきおとは仲がよかった。
霧島未来
なれの果ての僕ら一巻より引用
元6年2組の生徒で、ネズの彼女。美人で頭もいい。
作者情報
作者:内海八重先生
代表作品:新海綴の読解録・骨が腐るまで・なれの果ての僕ら
おすすめ度
★★★★ 【おすすめ】
人の善性を問うデスゲーム系サスペンス漫画。グロい漫画が好きな人や、容赦なく人が死んでいくような緊張感のある漫画が好きな人におすすめです!
twitter評価まとめ
なれの果ての僕ら
今年一の漫画だ。
なかなかショッキングな部分あるけど人をリアルに描いてるとおもう。
感情移入して気分暗くなる漫画久しぶり。
いい漫画です。— ペンタ2027@ゲーム三昧 (@hmyr2027) August 7, 2021
リアルアカウントと同じくデスゲームものだけど、リアアカは人の善性が勝つのになれの果ての僕らは人の悪性が浮き彫りになってて読んでておえってなっちゃう
— さら (@sr_kanzaki) August 7, 2021
『なれの果ての僕ら』を読んだ感想
マガポケで連載されていたホラーサスペンス「なれの果ての僕ら」。

怖い展開が続くのに読む手が止まらない…。
「最高の6年2組」とまで言われたクラス。同窓会も集まったときはすごいワイワイと楽し気な雰囲気でした。
しかし、みきおによって元クラスメイト達は校舎に監禁され、人が殺されたことによって楽しい同窓会は地獄のような空間に生まれ変わります…。
その落差で読者のテンションも一気に急落します(笑)
そしてそこからみきおの残虐なゲームが開始しました。
次々と疑心暗鬼になっていく元クラスメイト達。そしてそこに付け込んだようなルールのゲームを考え出すみきお。
ゲームによって登場人物の性格が一人、また一人と変貌して人間の愚かさがどんどん浮き彫りに…。

人って追い詰められるとこんなに性格歪むのか…と驚かされました!
人がいつ死ぬかわからない、そしてみきおの狂気性の底も見えない、さらに誰が信用できるかもわからない。だからこそものすごい緊張感があり、怖いけれど続きが気になって仕方がない。
それがこの漫画の魅力だと感じました。
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