
こんにちは、Mr. Nobodyです!
気温もコロナ感染者数も恐ろしいほど高い今日この頃。
暑いのもコロナにかかるのも嫌なので、そういうのがないどこかへと”逃避行”でもしたい気分になる…。
ところで逃避行といえば、『電波青年』という一風変わった漫画があるのはご存じだろうか?
罪を犯した男とデリヘル嬢の逃避行を描いた作品で、読めばきっと適度な閉塞感とドキドキを味わえることだろう。
『電波青年』のオススメ度は?|
★★★★★ 【超オススメ】
『電波青年』は『フールナイト』のヤスダ佳澄先生の過去作で、『フールナイト』のちょっと息がつまるような展開が好きな人にはぶっ刺さる漫画です。
オススメな人⇩
- ヤスダ佳澄先生の描く世界観が好きな人
- ヒューマンドラマが好きな人
『電波青年』のあらすじ
※ここから下は多少のネタバレが含まれるのでご注意ください
罪を犯して警察から逃げる男・瀬良不二夫。
彼はかつて「フジオのラジオ」という名前でラジオ配信をしていて、そこそこ人気もあったようだ。
不二夫はある日デリヘルを呼ぶが、やってきたデリヘル嬢・伊丹洋子がフジオのファンで声でバレてしまう。
この偶然の出会いがきっかけで二人はともに逃避行をすることになるが…。
登場人物
瀬良不二夫
電波青年より引用
警察に追われている男。
過去に「フジオのラジオ」という個人のラジオ番組を配信していて、かなりの数のリスナーがいたようです。
逃亡中にデリヘル嬢の伊丹洋子と出会い、共に逃避行をすることになる。
ぶっきらぼうで慎重な性格だが、人間的な温かみもある人物。
伊丹洋子
電波青年より引用
22歳、服飾の専門学生でデリヘル嬢もやっている。
フジオのラジオの大ファンで、声だけで不二夫の正体を見抜く。
不二夫の逃避行を手伝うこととなる。
少し抜けているところもあるが、勘が鋭い一面もある。
作者情報
作者:ヤスダ佳澄先生
代表作品:フールナイト/電波青年
フールナイトの感想記事はこちら⇩
人間としてor植物のどちらとして生きる?『フールナイト』を読んだ感想・魅力を語る!
twitterの評価・レビュー
フールナイトで気になった安田佳澄の電波青年が2〜5巻までkindle unlimitedに追加されてたので1巻買って一気読みした!逃げる男と男のラジオファンのデリヘル嬢が偶然出会って物語が動き出す 少し毛色は違うけれどオッドタクシーを色んな意味で思い出すスリリングさだった!
— 歯と背 (@hase_3sec) July 26, 2022
漫画 電波青年、面白かった。。良いテンポ、良い展開、良い閉塞感、良いロードムービー。
すごい読み応え。— タナカ (@tanaka19840607) February 1, 2022
電波青年マジクソ面白かった。
— Lil せやな (@curewack) February 2, 2022
『電波青年』を読んだ感想・魅力
「フールナイト」のヤスダ先生の過去作である「電波青年」。
電子のみでの配信で単行本はないが、フールナイトが人気出たら電波青年の単行本化もあるんじゃないのかと少し期待している。
ここではそんな「電波青年」の魅力や感想を語っていこうと思う。
逃避行のドキドキ感
犯罪を犯して警察に追われる男、そして共に逃避行をすることになったデリヘル嬢。
不二夫は石橋をたたいて渡るように行動する。
携帯電話はGPSを恐れてメモ代わりにしか使わず、移動に公共交通機関は使わないという徹底っぷり。
そこまでやるからこそ長い間警察から逃げ続けられているわけだが、その一方洋子はあまり慎重ではなかった。
不二夫が気を張っているのが伝わってくるからこそ、洋子がケータイを使ったりと”普通”のことをしているのが目立つ。
追ってくるものから果たして逃げられるか?という逃避行ならではの緊張感が漂ってくる作品となっている。
人間の温かみと閉塞感のアメとムチ
「電波青年」には思わず笑顔が浮かぶような一瞬がある。
緊張感漂い行動も制限される逃避行。
電波青年より引用
そんな状況だからこそラジオシーンや会話シーンなどの何気ない日常のコマに心温まる。
かつてやっていたラジオを通じて人との関わりができていく展開も、どこかしみじみとした気持ちにさせられる。
まとめ
以上、『電波青年』のあらすじ・感想記事だ。
個人的にかなり推している作品なので、ヤスダ先生の最新作『フールナイト』と合わせてぜひ読んで頂きたい。
ebookjapanのアプリ版にて途中まで無料で読めるので、この機に電子書籍を活用するのもオススメだ。
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