『BLEACH』の久保帯人先生の新作『BURN THE WITCH』。
魅力的なキャラや、全体的におしゃれな雰囲気が印象に残る漫画でした!
この記事ではそんな『BURN THE WITCH』のあらすじや感想を紹介していきます!
『BURN THE WITCH』のあらすじ
ロンドンにおける全死因の72%にドラゴンという存在が関わっている。人を害す荒ぶるドラゴンが発生しないように管理する必要があるが、普通の人にはドラゴンを見ることはできない。
ドラゴンを見ることができるのはリバースロンドン、ロンドンの裏側に広がるこの町の住人だけであり、ウイング・バインドという組織が管理している。ニニーとのえるはそこに所属する魔女で、日々仕事に追われていた。
二人はある日ドラゴンの退治に向かうが、そこにいたのはのえるにご執心の表ロンドンに住む男、バルゴ・パークスだった。その場にいたドラゴン2体は死体をかぶって他の生物になりかわる覆面竜であり、バルゴの犬のおすしちゃんと幼馴染のセルビーになりかわってずっと人間界で生活していた。
魔女を食べると不死身になれるという迷信を信じていたセルビーはニニーを食べようとするが、バルゴがかばう。セルビーが偽物であると知ってもバルゴはまだセルビーを親友だと思っていることを伝え、人間を食べないように説得を試みる。しかし、その説得はセルビーが行動を変えるほどは心を動かすことはできなかった。セルビーはのえるに撃退される。
バルゴはドラゴンと長い間接触してしまったためドラゴンを呼び寄せる体質を持つ人間、「ドラゴン憑き」となってしまう。
3人のリバースロンドンでの波乱万丈の物語が幕をあげる。
登場人物
ニニー・スパンコール
『BURN THE WITCH』より引用
表の世界ではアイドル、リバースロンドンでは魔女として活躍している。戦闘部隊に抜擢されることを願っている。
新橋のえる
『BURN THE WITCH』より引用
表の世界では学生として生活し、リバースロンドンではニニーと魔女として共に行動することが多い。クールな性格。
バルゴ・パークス
表の世界で、のえるに好意をよせる先輩。長い間ドラゴンと過ごしてしまったせいで、ドラゴン憑きになり、リバースロンドンへ行くことになる。
チーフ
ニニーやのえるの上司。謎の多い人物。
作者情報
作者名:久保帯人先生
代表作品:ZONBIEPOWDER, BLEACH, BURN THE WITCH
おすすめ度
★★★★ 【おすすめ】
一巻しかないのでそんなに長くなく、短い漫画を読みたい人や久保帯人先生の作風が好きな人におすすめです。
twitterの評価まとめ
BURN THE WITCHのアニメ1話を見てみたんだけど久保帯人の癖とジャンプ週刊連載の癖が相まってここから先のストーリーテリングが全く読めない。でも面白そう
— べるとらん (@Louis_Bertrand_) January 15, 2021
BURN THE WITCH1巻、
読んだけど1巻から印象に残る場面
多かったなぁ〜🤔
終始新橋のえる(主人公の一人)ちゃんに
惹かれっぱなしだったけど
改めて言葉のセンスとか、意外なキャラのカッコいい所とかシビれるなぁ〜☺️
1話のギャグ要素も相変わらずと言った
ところで🧐— 小春(koharu) (@koharuwatching) January 5, 2021
Burn the witchがBleachより面白いという声を聞く度に違和感しかない。
「職業:高校生」が
「職業:高校生 死神代行」に変化する構成の堅実さ、動機付けがしっかり成されたBleach1話には敵わんぞ。— グラビトン・ボルト(侵略者) (@adnojifhinfo) February 10, 2021
『BURN THE WITCH』読了後の感想
BLEACHの久保帯人先生の新作ということで、すごいわくわくしながら読んでいました。
個人的にのえるちゃんとバルゴのやりとりが面白くて好きでした。のえるちゃん普段はバルゴに対してすごいツンとした感じなんですけど、バルゴがなんかいい雰囲気を醸し出したときだけ普通になるのがすごい印象に残ります。
『BURN THE WITCH』より引用
あとモノローグがすごいかっこいいです。「制服が好きだ。私が何者であるかを誰にも証明しないで済むからだ」(冒頭ののえるのモノローグ)制服を着ていれば他人からは”個人”ではなく”あそこの学校の人”と集団のうちの一人として認識されます。実際のえるは冒頭で赤の他人に制服で認識されていました。
『BURN THE WITCH』より引用
それに対してバルゴはのえるを個人として認識して飛び掛かっていて、バルゴが最初に出てきた赤の他人と対比されています。
モノローグで自分を誰にも証明したくないと言っていたのえるちゃんの心をバルゴが開かせるための伏線だったのではないかと僕は考えました(レポート!? あと暴論だったらすみません……)。
こういう深い名言のようなもの、好きな人結構いると思います(もしかしてブログ主だけ?……)。
おまけ:『BURN THE WITCH』はブリーチに関連がある?注)BLEACHのネタバレが多少入っています。
BURN THE WITCH はBLEACH と同じ世界の出来事なのではないかという説が噂になっていたので軽く。
BURN THE WITCH の途中に「西梢局」という名前が出てきます。
実はBLEACH で一度だけ東梢局という言葉が、ルキアが尸魂界に送られるちょっと前くらいにでてくるんです。また、BURN THE WITCH のドラゴンが普通の人には見えない存在=BLEACH の虚と同じなど二つの作品には共通点もけっこうあります。
BURN THE WITCH とBLEACH は同じ世界の話で尸魂界は東梢局と西梢局にわかれているのかもしれません。
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